「ひらいボディケア 菊川店」痛み・シビレを早期に根本改善

本日は腰の痛みと股関節の関係についてお伝えしていきます。

よろしくお願いいたします。

 

日本は腰の痛みで悩んでいる人がとても多い国です。

その理由は様々あると思います。

その中でも股関節が固いと腰が痛くなりやすくなるという特徴があります。

 

その理由としては、

人は歩いているときに、当然ながら脚を前に出してから、その脚を後ろに動かして前に進みます。

大体、前に出すときは30度、後ろに蹴るときは20度くらい股関節が動いています。

 

股関節が固くなり、この角度よりも少ない場合、股関節が本来動くべきはずの角度を、他の部分で補う必要があります。

多くは骨盤や腰椎(腰の骨)がよりたくさん動いて股関節の働きをカバーする形になります。

 

その状態が長く続くと、股関節の動きを補っている骨盤や腰椎に負担が蓄積されていくので腰の痛みにつながる人が少なくありません。

 

そのため、股関節を普段から柔らかくしておくことはとても大事です。

ではなぜ、股関節が固くなってしまうのか?

 

それは、私たちは普段股関節を後ろに動かすことがないからです。

普段座っているときは、脚が体の前にあるので股関節は曲がっている状態です。

この状態だと、股関節の前側についている筋肉は縮こまっている形になります。

股関節の前側についている筋肉が慢性的に縮こまっていると、例えばゴムが縮こまって固まった状態に近い感じになるので、股関節が後ろに動く可動域が固くなりますよね?

この状態になると、歩くときに股関節が後ろに動かなくなるので、骨盤や腰椎に負担がかかりやすくなります。

 

固くなる筋肉を専門用語で言うと、大腿直筋・腸腰筋・大腿筋膜張筋などが固くなりやすいです。普段からこれらの筋肉をストレッチして、柔らくしておくと股関節は固くなりにくいです。

 

そのストレッチの方法についてお伝えしていきます。

股関節ストレッチ方法

 

  • まず太ももの前側を伸ばす。

横向きの状態で、下になっている脚をおへそまでしっかりと曲げて手で押さえます。

上になっている脚の足首をもって、後ろに伸ばします。この時に上側の太ももが突っ張っている感じがあればできています。

  • 陸上のクラウチングスタートのような体勢になります。脚を前後に大きく広げるとよりストレッチされます。前後に脚を開いた状態で、腰を下に落とし込むと、後ろに開いた脚の前側が伸ばされる感じになると思います。その感じになればできています。

 

この2つのストレッチを毎日やっていただくと、股関節が固くなりにくいです。

ぜひやってみてください。

 

ストレッチを毎日行って股関節を柔らくしたら、今度が腰と股関節に負担がかかりにくい歩き方についてお伝えしていきます。

股関節に負担がかかりにくい歩き方

 

私たちは歩いているときに、当たり前ですが脚を前に出して前進します。

このときに、脚の筋肉を使って脚を前に出していると、脚の筋肉に負担がかかり筋肉が固くなりやすいです。

先ほどお伝えした、大腿直筋と大腿筋膜張筋が特に固くなります。

この2つの筋肉は強い筋肉ですが、歩くたびにこの筋肉に負担がかかるとさすがに負担が大きいです。

 

ではこの筋肉に負担をかけずに歩くためにはどうすれば良いのか?

答えは2つあります。

 

1つ目は、骨盤と一緒に脚を前に動かす。

これは文章ではとても伝えづらいですが、なるべくシンプルにお伝えします。

脚から前に出そうとすると、股関節が曲がる形になります。

その場で行進をしていただくと、そのような形が分かりやすいです。

とても不自然な歩き方になると思いますが、多くの人はこのような歩き方をしています。

次に股関節は曲げずに、その場で骨盤を上に動かしながら足踏みをしてみてください。

この歩き方だと股関節はほとんど曲がってないですが、足踏みができると思います。

 

この骨盤を動かしながらの歩き方ですと、脚の筋肉に負担がかからず、骨盤を動かす体幹の大きい筋肉を使うことができるので、先ほどの大腿直筋や大腿筋膜張筋にかかる負担が軽くなります。

そうすると、股関節が固くなりにくくなるので、腰にかかる負担も軽くなるということです。

2つ目は、脚を前に出すのではなく、脚を後ろに蹴った反動を利用することです。

これも文章では中々伝わりづらいかもしれません。

歩くときは脚を前に出しているという言い方もできますが、後ろに蹴って推進力を使って前に進んでるという捉え方もできます。

 

つまり、脚を前に出そうとするのではなく、後ろに蹴る意識で歩くということになります。

後ろに蹴ると、その反動で脚は自然と前に動きます。

なので、脚を前に動かすときに筋肉の力ではなく、反動を利用するということになります。

これは、身体の使い方というか、意識を変えるという方が正しいでしょうか。

反動を利用して前に進みますので、筋肉にかかる負担も軽くなります。

 

このように歩き方を少し変えることと、日々の股関節のストレッチをすることで、股関節を柔らく保つことができます。

股関節が柔らかいと、腰にかかる負担も軽くなるので腰の痛みの予防にもなりますよね。

股関節を柔らかくしておくことはとても大事なことなので、ぜひ無理ない範囲でやってみてください。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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