「ひらいボディケア 菊川店」痛み・シビレを早期に根本改善

本日は【背骨と丹田について】お伝えします。よろしくお願いいたします。

なぜ、背骨の安定には丹田を意識すると良いのか?

それは、スカイツリーでいうところの基礎にあたるのが丹田だからです。

あれだけ高いスカイツリーが揺れないように、倒れないように支えているのは、他ならないスカイツリーの基礎になります。

基礎が脆弱だったら、強風や地震が起きた時にスカイツリーは揺れたり倒れてしまいます。

体だとそれが丹田になります。なので、背骨を真っすぐに支えるためには重要なのです。

 

では丹田とは身体のどのあたりにあたるのか?説明しますね。

 

丹田とは

一般的には、おへその約5㎝下の位置。その部分から背中側に向かって5㎝体の中に入った部分が丹田と言われている部分になります。

丹田の位置

人間の体の中心は仙骨という骨の更に第2仙椎という部分になります。丹田はこの第2仙椎のやや前くらいになりますでしょうか。なので、丹田とはほぼ人間の重心の中心にあるということになります。

丹田には該当する筋肉は特にないと言われていますが、丹田に近い部分にある筋肉で、重要なのが腹横筋と大腰筋と言われている筋肉になります。

体の深い部分にある筋肉で、背骨の安定には欠かせない筋肉です。

 

 

丹田が弱くなるとどうなるのか?

まず、体の中心が不安定になるので、バランスが悪くなると言われています。転びやすくなったりつまづきやすくなったりします。そして、丹田は背骨の前側にあるので、丹田が弱くなると腰の部分の背骨(腰椎)が前にたわんだ状態になります。つまり反り腰と呼ばれているような状態になりやすいです。

あと、スカイツリーの基礎にあたる丹田が弱くなるので、背骨全体が安定しなくなります。そうすると、上の方の部分が真っすぐにならなくなるので、いわゆる猫背などの丸まった姿勢になりやすくなります。人間の体は、5〜7㎏ある重たい頭が背骨の一番上についているので、丹田が弱くなると、上の方がぐらぐらしやすくなりますよね?そうすると、背骨が頭の重さに耐えられずに、前にたわんだ形になるのが猫背ということになります。

ここで問題なのが、腰椎を前から支えられなくなり、反り腰気味になるということです。

これがなぜ問題なのかというと、背骨の中には脊髄神経が通っています。脳から出ていて、背骨の一番下の仙骨まで通っています。

脳からの指令を体の隅々まで伝える大事な役割をしているのが脊髄神経です。

反り腰になると、この脊髄神経が通っている穴(脊柱管)が狭くなります。この時点で常に反り腰が体に良くないことが分かりますよね?

更に、脳から仙骨まで脊柱管の中を通っている脊髄神経は、1つ1つの背骨から細い神経となり、体の末梢に通じる末梢神経が出ています。

この末梢神経も背骨の穴から出ているのですが、この穴も腰を反らすと狭くなります

なので反り腰は、脊柱管と末梢神経から出ている穴の両方が狭くなるのです。

長い間、丹田が弱い状態で背骨が反っていると、この神経の穴はずっと狭い状態になっているということになります。

そうなると、神経が圧迫されたりして、脚にしびれが出たり、お尻の辺りに痛みやしびれが出る場合があります。

そうならないためにも、体の中心の丹田を普段から意識して強くしておくことが大事になります。

 

丹田の検査と鍛え方

まず、ご自身が丹田が強いのか弱いのかを確認してみてください。

2人いると分かりやすいです。

1人が脚を開いてがに股になり、腰を落とします。

もう1人がその人を押します。そんなに強く押す必要はありません。相手が少しぐらつく程度で良いです。

押したときにその場から動いたり、ぐらついて倒れたりしたら少し丹田が弱いかもしれません。(もちろん倒れても大丈夫な場所でやってください)

丹田押す評価

ちなみに丹田が効いていると、体の中心にエネルギーが集まっているので、腕や脚は力が抜けていることが多いです。

あとは片脚立ちになってぐらぐらしないか、アヒル歩き(しゃがんだ状態で歩く)で不安定にならないか?確認してみると良いです。

片足立ちあひる歩き

丹田が効いていると、不安定な状態でも安定することができるので、上記で不安定になったら、少し丹田が弱い可能性があります。

 

丹田を鍛える方法として、まず丹田の場所を意識できると良いです。

おへその5㎝下の部分を、軽く引っ込めてください。ちょうど膀胱や子宮のあたりに力が入るはずです。そこが丹田です。意識しないでお腹をへこますと、おへそかもう少し上の辺りがへこむはずです。そこは丹田ではないです。

おへそ5㎝下は普段あまり意識しない部分なので、どうしてもおへそあたりがへこんで力が入ってしまう場合は、おしっこを我慢したり、もしくはおしっこをしているときに途中で止めるときに力を入れるようにすると、丹田に入りやすいです。

 

この丹田の場所を自分で確認することが一番大切です。

場所が分かり、丹田に力を入れる感覚が分かったら、先ほど検査でやったことをもう一度やってみましょう。

がに股になって腰を落とし、もう1人に押してもらう。そのときに先ほどはぐらついた人は、丹田に力を入れてふんばってみましょう。何回かやっていると、ぐらつかなくなっているはずです。これが丹田が効いている状態です。

片脚で立っているときも丹田に力を入れてみましょう。ぐらつかなくなっていたら丹田に力が入っている状態です。

丹田を鍛えるのに一番重要なのは、丹田に力が入っていることが自身で分かることです。

それが分かれば、不安定な状態で力を入れたり、普段歩いているときに丹田を意識して力を入れることができるからです。

 

まとめ

・丹田はおへその下5㎝、そこから体の中5㎝入った部分。体の重心の中心。

・丹田が弱いと背骨を支えられなくなる。反り腰になると神経の穴が狭くなりしびれや痛みにつながる。

・丹田の強さを確認する方法は不安定な状態を作り、安定するかどうか?

・丹田の鍛え方は、まずその部分に力を入れて、普段から意識すること。

 

いかがでしたでしょうか?

普段意識しない丹田ですが、健康にとってとても重要ですよね?

ぜひ普段から意識してみましょう!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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