今回はお問い合わせが多い「整体で姿勢は良くなるのか?」の質問にお答えしたいと思います。
その前に良い姿勢とはどんな姿勢か、についてお伝えしますね。
良い姿勢の条件3つとは、
- 横から見て、耳の位置が肩の真上にある。
- 横から見て肩の位置が骨盤と同じ位置にある。
- 正面から見て、肩の位置が左右同じくらいの高さにある。
この3つの条件が揃っていると、一般的に良い姿勢と言われています。
そして、この良い姿勢を決める条件についてもお伝えしますね。
- 背骨の柔軟性
- 肩甲骨の柔軟性
- 骨盤が正しい形になっていること。
この3つが姿勢の良し悪しを決めています。整体では、主にこの3つに対して施術をしていきます。
ではどのように施術していくか説明してきますね。
①背骨の柔軟性について
背骨というのは31個の椎骨という骨が集まってできています。
そしてこの椎骨という骨は、それぞれ関節でつながっています。つまり、背骨の柔軟性を決めるのは、この関節が柔らかいかどうかで決まるということです。
整体の施術では、この関節を動かしたり、伸ばしたりすることで背骨を柔らかくすることができます。このときの施術の方法は色々とありますが、当院の施術では女性や高齢者でも安心して受けていただけるようなソフトな施術を心がけています。
また、背骨は上から下まで筋肉で覆われているので、この筋肉をマッサージしたりほぐしたりすることで、背骨全体が柔らかくなります。
当院の施術でも、この筋肉を丁寧にほぐすことで背骨を柔らかくしていきます。
②肩甲骨の柔軟性に対しての施術
肩甲骨とは、背中に羽のようについている2枚の骨のことをいいます。この肩甲骨は、筋肉で背中にくっついています。つまり、肩甲骨が柔らかいか固いかは、この筋肉の柔軟性に左右されるということです。
肩甲骨が固くなると、いわゆる猫背と言われる背中が丸くなった姿勢となります。猫背になると周りから見て姿勢が悪く見えてしまいます。
肩甲骨の柔軟性を得るためには、この肩甲骨の周りについている筋肉を丁寧にほぐしていきます。そうすることで肩甲骨が柔らかくなり、よく動くようになるので、背中の丸みが真っ直ぐに変化していきます。
③骨盤の正しい形に対しての施術
骨盤というのは3つの骨がくっついてできています。腸骨・恥骨・坐骨の3つの骨です。そしてこの骨をつなぎ合わせているのが関節で、仙腸関節といいます。
この仙腸関節が動くことによって、骨盤が動いて歩いたり走ったりすることができるのです。この仙腸関節も靭帯や筋肉でつなぎ合わされているのです。
つまり、これらの靭帯や筋肉が固くなると、仙腸関節も固くなり動かなくなるのです。そうすると、骨盤も固くなるということです。
そして、これらの靭帯や筋肉の左右のバランスが悪くなると、左右の骨盤の位置も違ってきます。すると、骨盤の形も左右で違ってくるので、いわゆる骨盤がずれる、ゆがむ、と言った状態になるのです。
骨盤が関節でつながっていて筋肉や靭帯でつなぎ合わさっているということは、施術はその関節や靭帯・筋肉に対して行っていきます。固まっている靭帯や筋肉をほぐしたりストレッチで伸ばし照りして、柔らかくしていきます。その後に固まっている関節を動かしていきます。
そうすることで、骨盤が正しい位置に戻り、ゆがみが解消されていくのです。
この3つに対して施術をしていくことで、周りから見て「良い姿勢だね」と言われるような状態になっていきます。